デザインテンプレートデータ|手ぬぐいのオリジナル製作を承ります。本染めから激安な名入れプリント印刷や染色まで、老舗専門店にお任せ下さい。

デザインを作成する上でのポイント

オリジナル手ぬぐいを製作する際には、必ず何らかのデザインをプリントや名入れ印刷し、作成する事になりますが、すべての状況において、お客様が表現されたい絵柄の再現が可能と言う訳ではありません。そこでこちらでは、2つのポイントに絞りまして、それぞれの事柄におけるご注意点を、ご紹介させて頂きます。特注オーダーの際の、ご参考にして下さいませ。

印刷方法による注意点

別注てぬぐい制作を行う際、注染や反応染め、顔料プリント、反応インクジェット印刷と言った製法にて、デザインを表現して行きますが、それぞれ、再現できる線の細さや色合いには、個性的な特徴を持っている為、予め、ご理解頂きたいと思います。

印刷ごとの再現可能な線幅について

選択する印刷方法によって、オリジナルデザインを再現出来る精密さが変わり、特に線の細さは影響を受けやすく、てぬぐいを中から染色していく注染などは、これを苦手とします。逆に顔料プリントなどは得意ですが、繊維の中から染めている訳ではありません。もちろん、コストの事や製作枚数の関係、日本の伝統工芸品である手ぬぐいらしい、やさしげな風合いを表現したいなど、お客様がお持ちのご要望、並びに用途との兼ね合いの中で、最も適した印刷方法を決定して行く事が、絵柄を作成するポイントと言えます。

  • 反応染め

    ・必要な線幅:2mm以上

    ・必要な抜き:2mm以上

    反応染めは、非常に細かな線を持つデザインを再現することができます。再現できる線の細かさは、2mm程度まで対応可能です。

  • 注染

    ・必要な線幅:1.5mm以上

    ・必要な抜き:2mm以上

    細かい描写はあまり得意ではないため、できる限り文字やイラストの大きさや線幅は確保した状態で配置してください。

  • 顔料プリント

    ・必要な線幅:0.6mm以上

    ・必要な抜き:0.6mm以上

    かなり精密な描写が可能です。顔料は少し固めな手触りなため、敏感肌な方は注意が必要です。

  • 反応インクジェット

    ・必要な線幅:1mm以上

    ・必要な抜き:1mm以上

    かなり精密な描写が可能です。フルカラー印刷なので多少の滲みはありますが写真も印刷ができる印刷方法です。
    印刷で困ったら、反応インクジェットを選べば間違いありません。

印刷ごとの裏抜けについて

印刷方法により、表現されたプリントが裏抜けする割合と言う物も変化します。記念品や贈答、物販用として使う為、どうしても両面に絵柄が見える、本格的なてぬぐいが欲しいとお考えのお客様は、繊維の中から染めていく、本染めなどの染色をオススメ致します。販売促進ノベルティや、プロモーショングッズとして、オリジナルの手ぬぐい制作を行うのならば、裏面には、ほぼ色が抜けない激安な製法がオススメになります。

  • 反応染め
    比較的綺麗に裏抜けします。
  • 注染
    比較的綺麗に裏抜けします。
  • 顔料プリント
    多少の透けはありますが裏抜けしません。
  • 反応インクジェット
    印刷色にもよりますが、色抜けしません。

見た目による注意点

それぞれの印刷方法が持つ特性により、誂え物の手拭いを作成する際、再現できる表現に制限が設けられると言う、影響を与えます。
またこれは、印象に影響を与えると言える物であり、完成された手ぬぐいに、その様子が現れます。

必要余白について

オリジナル手ぬぐいを製作する際、お客様が描かれたデザインを表現するに当たり、格安な顔料プリントなどの製法をお選びになった場合、表面積の上下左右に縁と呼ばれる余白が生まれますので、ご注意下さい。逆に染色を行う物では、この余白は必要ありません。また、プリントする面積に応じて、てぬぐい生地に多少の硬さを与える特徴がございます。一方、染色した場合は、素材の柔らかさを活かした、作成が行えます。

再現される色について

お客様が、実際に思い描いたデザインが持つ色彩を100%、生地に再現する事は難しいです。特に素材の中から染色する製作方法は、繊維の色に反映して色彩を表現する為、色ムラを生じる可能性もあります。しかし、それが本格手ぬぐいの味だと言えます。
なお、色指定を行われた場合であっても、モニターの関係で、色味の違いが生まれる場合がございます。ご理解下さい。